太陽電池の分光感度測定ソフトは、従来のI-V測定に追加して、分光感度/IPCE測定機能を追加したソフトです。従来からの画一的な分光感度測定とは異なり、多様な評価が可能です。
太陽電池の分光感度3D測定ソフト
「JIS C-8913 結晶系太陽電池セル出力測定法」の測定機能は勿論のこと、当社独自のフルオート測定や、温度・光量の併用測定など、従来からの当社の太陽電池評価機能は全てサポートしています。
①短絡電流(Isc,Jsc)
②開放置圧(Voc)
③最大出力(Pmax)
④最大出力動作電圧(Vmax)
⑤最大出力動作電流(Imax)
⑪変換効率(η)
⑫入射光エネルギー(W)
⑬周囲温度
DC法により、分光感度/IPCE測定を行います。バイアス光印加測定を行うこともできます。
1. 高感度(0.01pA)な電流測定です。
2. 分光光源は、波長範囲/照射面積/照射光量などにより選択が可能です。
3. ファイバー式の光源を使用しますから、グローブボックス内での測定が可能です。
4. 測定システムは、市販品の組み合わせですから、シンプルな構成です。
5. 2セルを同時に測定できます。
一般的に太陽電池のI-V測定時の照射光量は、JISで規定された100mW/cm2(1-SUN)に設定します。
しかし、この照射光量を変化させたとき、I-V特性がどのように変化するか、また、「VOC」,「FF」,「変換効率」などの パラメータがどのように変化するかの評価も、太陽電池セルを評価する上で今後重要な要素になると思います。
本ソフトでは、1-SUN以外での評価として、ソーラーシミュレータの光量を連続的に可変しながらI-V測定を行う機能を用意しました。(本測定には、ソーラーシミュレータ側に、パソコンから光量を制御できる機能が必要です。)
太陽電池の分光感度/IPCE特性は、時々、測定に使用する単色光/バイアス光の光量の大小に影響される場合があります。従いまして、分光感度特性の光量依存性の有無を確認する必要があります。光量依存性のあるセルの場合、 常に同じ光量で測定を行わないと再現性のある測定結果が得られません。
本ソフトには、バイアス光量を連続的に可変しながら分光感度を測定する機能を用意しました。
(本測定には、ソーラーシミュレータ側に、パソコンから光量を制御できる機能が必要です。)
波長別のI-V測を行います。ここで、縦 は分光感度に変換されます。
お手元に手動式モノクロメータがあれば、より安価な分光感度/IPCE測定システムが構築できます。
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